生活に寄り添う家具と雑貨を。「LONGTEMPS」

By 2019.12.25SHOP

富士山のお膝元、織物が産業として栄える富士吉田のことを伝えるようになって数年。富士吉田でぼくがいちばん足繁く通っている場所は間違いなく家具と雑貨のお店「LONGTEMPS(ロンタン)」だと思います。
買い物はもちろん、取材の合間に寄ってみては店長の上條さんやスタッフさんと話したり、ハタオリマチフェスティバルなどまちのイベントの時には会場としても協力していただいています。ロンタンは本町通りに並んで2つのタイプのお店を構えています。
正面から見て左手側がイギリスや北欧のアンティークとヴィンテージ家具を扱うお店、右手側が日常で使いたくなる生活雑貨とセミオーダーが出来る日本製の家具を扱うお店。広い店内には暮らしを彩るさまざまなアイテムが並んでいます。日頃お世話になっている人や大事な人へのプレゼント、自分へのご褒美を探すのにもぴったりのお店なんです。

こちらはアンティーク家具の店舗。近くで手に触れてみてもらうとわかるのですが、時間の流れを纏った家具には独特の良さがあります。ぼくも事務所の椅子はロンタンで見つけたアーンティークチェアを購入させてもらいました。状態もよく、すぐ空間と身に馴染んでくれました。いいなぁと思った椅子などの家具が、悩んでいて数日後に来るともうすでになくなっていたこともしばしば。

そして雑貨と服の店舗では「R&D.M.Co−」や「ALDIN」等の地元でつくられる上質なリネンアイテムが豊富に取り揃えられているのも特徴です。店長の上條さんはそれらのブランドの作り手とは古くからの友人なのだそう。本当に良いと感じたものを仕入れていくうちにアイテム数がどんどん増え、現在「R&D.M.Co−」や「ALDIN」の取り扱い点数はどこのお店よりも多いのだそうです。織物産地に信頼のおけるお店があることは、作り手にとってもまちの人にとっても嬉しいこと。良いものをつくる人もいれば、その良さを理解して広めていく人の存在も欠かせません。

雑貨と服の店舗の2Fは主に日本製の家具を扱っています。セミーオーダーもできる家具があるので新生活にはとても助かりそう。どの家具もシンプルながらもしっかりとデザイン性や機能性があるものばかり。セレクトのセンスの良さは細かいところでも光っています。

ロンタンは昭和6年に「大星家具店」として創業しました。現在は3代目のいつきさん、店長の上條あかねさんの姉弟を中心にお店を切り盛りしています。ここ最近は看板犬のデイジーも加わり、より賑やかに。
スタッフのみなさんの人柄やお店の居心地の良さに魅かれて足しげく通ってしまうのは、きっと僕だけじゃないはずです。店名の”LONGTEMPS”は、フランス語で”長い間”という意味。末長く生活に寄り添ってくれるものにきっと出会うことができるはずです。


LONGTEMPS
山梨県富士吉田市下吉田3-12-54
TEL : 0555-22-0400
10:00〜19:00  火曜定休
http://www.longtemps.jp

BEEK

Author BEEK

やまなしの人や暮らしを伝えるフリーマガジンBEEKです。日々の暮らしの中から、やまなしの“いま”を伝えます。

More posts by BEEK