つけそばの虜になる「中華レストラン さんぷく」

飲食店のジャンルが豊富な甲府で、昼も夜もついつい足繁く通ってしまうのがこちらの昭和36年創業の「中華レストラン さんぷく」。
その理由は、店の名物「つけそば」を一度食べたその時から「すぐまた食べたい！」と思い虜になってしまったから。
さらに、ぼくの大好きな餃子との組み合わせは、他のどの店でも味わえない唯一無二な多幸感を味わえるからなんです。

こちらがその「つけそば」（写真は「つけそば大」）です。ツヤッツヤで香りもよいモチモチっとした太麺に、醤油ベースでくせになる酸味がたまらないスープの組み合わせ。さっぱりした味わいで、大盛りでもさらっと食べられてしまいます。この酸味は仕事で疲れているときにも染みるんですよ。
ほかのお店で代替のきかないこの味を覚えてしまうと、もうさんぷくの虜。
昭和40年代にこのつけそばが誕生してから、「つけそばのさんぷく」と街の人たちに愛されるようになり、その味は時代を超えて継承されています。

餃子も見てください、この美しい焼き具合とたたずまい！ ぼくのやまなし餃子総合部門（見た目、味、お店構え）ではこの餃子が今のところトップです。
餃子のあんは、国産の豚肉、キャベツ、ニラ、ニンニクをベースに作られていて、特注の餃子鍋でじっくり焼くことでカリッとした表面とふっくらジューシーな食感で、見た目だけではなく味も素晴らしくまとまっていて美味しい。シンプルで美味しいが一番だけど、一番むずかしい。つけそばもそうだけど、とことん考えられた代々受け継がれている料理やお店へのフィロソフィーが、このお店を形作っている気がします。
ちなみに、つけそばと餃子の組み合わせが最強組み合わせですが、たまに浮気しちゃう酸辣湯麺もおすすめです。
ほんとうに、お店はいついっても賑わっています。

さんぷくさんのお店のTwitterも運用の仕方が面白く、プレゼントキャンペーンや厨房の様子をダイナミックな動画で面白く伝えているんです。そのフォロワー数はなんと驚異の4万人以上（2022年4月現在）！！ これも聞いたところ独自にはじめてここまでのフォロワー数に達したそう。繁盛店だからといって、オンライン上のお客さんとリアルをつなぐ窓口の更新も怠らないところが肝ですね。お店のツイートを楽しみにしているファンもたくさんいるんだと思います。

甲府の食楽の地、さんぷくの虜になって、口福になりましょう。