日常で楽しめるワインを。「 シャトー酒折ワイナリー」

By 2021.10.16SHOP

山梨県は日本ワインの発祥の地として知られ、その生産量及びワイナリー数は日本一。明治初期創業の老舗から令和に新設された醸造所まで、新旧80余のワイナリーがあります。

甲府駅から車で約15分(酒折駅からは歩いて約15分)のところにある「シャトー酒折ワイナリー」は、輸入洋酒販売を手がける木下グループが1991年5月に甲府盆地を見渡せる酒折の高台に開業したワイナリーです。

窓から甲府盆地が一望できる直営の売店には、自社ワインがズラリ。試飲スペースもあり、無料試飲は1種類、有料試飲は700円で3種類の飲み比べが楽しめます。ワインを使用して作ったオリジナルの「ワインケーキ」や「ワインジャム」など、ここでしか買えないオリジナルの商品にも注目したいところ。

ワイナリー内を自由に見学できるコースや、スタッフ・ソムリエ・ワインメーカーなどが案内するワイナリーツアーも用意されていて、ワイン造りの裏側を知ることができちゃいます。(※現在はコロナの影響で一部休止中)

シャトー酒折では、甲州、マスカット・ベリーAなど日本固有の葡萄品種にこだわってワインを作っています。白、赤、ロゼ、スパークリングなどいろいろなタイプがあるなかで、おすすめはワイナリーを代表するワインともいえる「甲州ドライ」。

口当たりがスッキリしていて、飲んだあととても爽快感が残るシャープでドライなワイン。和食に特に合いますが、日々どんな食事が食卓に出てきても、いつもそこにあってほしいワインの一つだなと思います。

2016年の伊勢志摩サミットでも提供され、様々なコンクールでも賞を取っているワインなのですが、手に取りやすい値段でコスパが最強。ワイナリーのコンセプトでもある「日常の食卓で楽しめるワイン」を体現しているんです。

『酒折』は古事記・日本書紀に記された山梨で最も古い地名とされていて、ヤマトタケル伝説にまつわる古代甲斐の中心地であったと伝えられています。また、明治初期にはワイン用の葡萄栽培がいち早く行われ、葡萄品種開発の先進地としても知られていたそうです。

オープンテラスでは甲府盆地を一望できます。のんびりするのも大事な旅の目的。ハンモックにゆられながらテイスティングを楽しんでみてはどうでしょう。


シャトー酒折ワイナリー
山梨県甲府市酒折町1338-203
055-227-0511
営業時間:AM9:00~PM4:00
定休日:年中無休※但し年末は休館
https://www.sakaoriwine.com/

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