現実がずっと嫌いだった。
初めて見た異国の風景は確か小学生の時、授業でブルガリア共和国についてのビデオだったと思う。
初めて見た異国の風景は確か小学生の時、授業でブルガリア共和国についてのビデオだったと思う。
内容はうろ覚えだけど、のどかな自然の景色と民族衣装を着たブルガリアの人たち。
ここにはないどこか遠くの景色がとても光り輝いていた。
ここにはないどこか遠くの景色がとても光り輝いていた。
いつからか頻繁に写真を撮るようになり、自分の育った町をはじめ 周辺の自然に自分のイメージを重ねるようになるにはそう時間はかからなかった。
日々を過ごす中で、映画や写真で見たどこか遠くの景色を追い求めて、日々空想で頭をいっぱいにした。
近くにいるのにどこか遠くにいるような錯覚。
少し非現実な感覚。
少し非現実な感覚。