山梨を案内して、そこで出会った人や場所をとても大切に想ってくれました。そして、DILLのお二人とその場所があったからこそ今回のイベントもできたのだと思います。
ギャザリングという言葉も当時初めて知って、その言葉の持つ本質的な大事さをイベントで実感しました。来ていただいたゲストや東京や各地から来たスタッフ、現地の山梨スタッフ、それぞれの日常では出会うきっかけがなかった人達との関係性を繋いで、それを継続させていこうという静かな意志がありました。そして、テーマとして掲げられた「IN PRAISE OF SLOWNESS」。スローを取り入れた生活、食や暮らし方、人との関係性を考えさせてくれる内容として、DILLの山戸さんご夫婦が東京から今の場所に移り住んで変わった生活の話や、長坂のパーマカルチャーデザイナー四井さんの循環する暮らしの話を聞きました。東京から来てくれたPADDLERS COFFEEの松島さん、POMPON CAKESの嶺央さん、Foragerのチーコさんともこの日に初めてあって、その後もお店に行かせてもらったり違う場所で会ったりとご縁ができました。記録写真を撮っていた濱田英明さんとはその後ハタフェスでも再会できたし。
すぐにできることではないのかもしれませんが、自分の日常の中に取り入れたら生活が豊かになるかもしれない、そしてそもそも豊かさってなんだろう? そんな気づきやきっかけが生まれるようなとても内容の濃い話でした。僕もよくDILLのご飯を食べにいったり、四井さんの家にもお招きいただきますが、僕自身も暮らしを考えるきっかけをもらった人たちです。山梨にはその“きっかけ”を与えてくれる人が多いと思います。BEEKでいろいろな方に話を聞いてそう思います。
スタッフとして、アテンドやデザインに関わらせていただいたことはとても嬉しかったです。なんと言ってもKINFOLKが創刊されてまだ話題になる前から買って読んでいた(英語だから内容は読めなかったけど)遠い国の憧れの雑誌のイベントに関われたのですから。
山梨という土地にあるものや人を、これからもありのまま伝えていくことが僕のやるべきことだと再確認できました。
そしてこのMOVIEはその時の記憶を、写真家・砺波周平さんがイベント後も北杜市周辺の季節の様子を追加して映像として残してくれました。音楽は甲府が誇る音楽家、water water camelの田辺玄さん。題字や文字はBEEKの新しいロゴでもお世話になっている内藤亜希子さんという山梨メンバーで作られました。2年以上も前のことですが、この時出会った人たちと今も関係性が続いています。場をつくることの意味や大切さをしっかりと受け止めて、また小さな集まりを仲間たちと作ってみたいと思っています。
KINFOLK MAGAZINE COMMUNITY GATHERING IN PRAISE OF SLOWNESS: YAMANASHI, JAPAN
Hosted by:Tina Minami Dhingra
Film:Shuhei Tonami
Music:Gen Tanabe
Handwriting:Akiko Naito
Special thanks to:
DILLeat,life.
Soil Design
Beek Magazine
Mountain Bookcase
Shota Nakamura
Hideaki Hamada
Chi-ko Florist
pompon cakes
Paddlers Coffee
Kei Condo
fog linen work