chAho、はじまる。 vol.01


アメリカヤが2018年4月に新しくリスタートしてから約1年半。韮崎中央商店街に訪れる人も少しずつ増え、ご近所さんとの交流も少しずつ変わって来ました。

この1年半の間にアメリカヤの横に駐車場兼イベントスペース「SQUARE」が作られ「にらさき夜市」がはじまり、さらには今年の9月にはアメリカヤの目の前の小径を入ったところにある長屋をリノベーションして「アメリカヤ横丁」ができました。個性豊かな飲食店が店を構え、甲府から電車で韮崎に飲みに来るなんて人も増えているようです。


こういった場所が増えることで、韮崎中央商店街に新しい賑わいが生まれています。この商店街界隈には、まだ魅力的な建物が多く残っています。人と人とを繋げるコミュニケーションやリノベーションで街が少しずつですが変わって行く様子を見てもらったことで、空き店舗を有効に使ってほしいという大家さんの声も少なからずでてきました。さらに、韮崎の小さな商店街がどういう経緯で盛り上がっているのかを見に来てくれる方や、自分でもお店を始めたいと言ってくれる人もアメリカヤを訪ねてくれています。

その流れの中から、実際に空きビルをリノベーションしてゲストハウスにしたいという動きが具体化し、今動き出しています。アメリカヤの並びのもとお茶屋さんのビル、その名も「茶舗」。
築50年、もともとがお茶屋さんだったビルで屋上付きのRC造3階建の建物です。韮崎には小さな旅館などもあり、ビジネス利用や八ヶ岳エリアへの登山客も手前の韮崎で泊まってから山へ行くということも。この茶舗もそういった利用者を考えたゲストハウスに変わっていく予定です。
リノベーション前の解体の様子がこちら。

アメリカヤの解体時のことが思い起こされます。この時代を纏った場所がどういった新しい風を吹かせるのか。
ぼくらもとても楽しみです。

この茶舗のゲストハウスは、“ぼくら”と表現したように様々な分野の人たちが関わることになりました。
まず、このゲストハウスを運営するのは、甲府のゲストハウスの草分け的存在、Bacchus Kofu Guesthouseさんです。オーナーの野田さんが今まで甲府で運営してきたゲストハウスのノウハウやその後様々な場所に旅してみてきたもの、吸収したものをこのゲストハウスで表現してくれることになりそうです。

そして、韮崎市出身で数々の世界のレースにも出場してきたトレイルランナー山本健一さんも‘アウトドア’、‘アクティビティ’の立ち位置からこのゲストハウスに関わってくれています。山本さんは「ヤマケン」の愛称で知られ、今年からプロに転身し、地元韮崎でも自身の「ヤマケンカップ」というイベントを開催し多くの人たちが県内外からここ韮崎に集まっています。山梨の自然の可能性に早くから目をつけ発信をおこなってきたヤマケンさんだからこそ提案できる自然と近い宿での過ごし方が垣間見れそうです。

そして韮崎の商店街のリノベーションといえば、IROHA CRAFTの千葉さん抜きには語れません。今回のゲストハウスも、アメリカヤ、アメリカヤ横丁と同じくBEEKと共にデザイン面でタッグを組み、このゲストハウスのリノベーションを手がけます。千葉さんがあそこのビルが宿に変わったら最高だなぁ、あの長屋がいいと口に出しているものが現実になっていく過程をアメリカヤの頃から見ているので、今回また新しいビルをこうやってタッグを組んで、最高のメンバーで作り上げていくことがとても感慨深いものがあります。

ゲストハウス「茶舗(chAho)」は12月19日オープンを目指して現在絶賛リノベーション中! 次回はリノベーションの様子を伝えます。

山本健一さん https://www.instagram.com/kenichiyamamoto_mountainrunner/

Bacchus Kofu Guesthouse   http://bacchus-kofu.net

IROHA CRAFT   http://www.atelier-iroha.com

BEEK   https://beekmagazine.com

BEEK

Author BEEK

やまなしの人や暮らしを伝えるフリーマガジンBEEKです。日々の暮らしの中から、やまなしの“いま”を伝えます。

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