時代をこえた美味しさのレストラン「鮮笑」(2018年で閉店)

By 2017.12.03SHOP

月江寺商店街に、地元の人に愛され続けている老舗のレストランがあります。戦前に創業し、洋食を出すレストランとなったのはちょうど東京オリンピックの年。富士吉田でも個人のお店としては一番最初に洋食を出すお店だったため、近所に住む人たちはこどもの頃に誕生日で行った記憶や、特別な日の外食で鮮笑に行った思い出が残っているそう。

そんな地元の人に支えられ、今も2代目の息子さんがお店を引き継いでいます。お店の自慢はなんといってもカツサンド。注文を受けてからとんかつを揚げ、耳を落として香ばしく焼いた食パンに挟まれて完成するカツサンドは時代をこえて愛される味です。テイクアウトもできるので、まち歩きのお供にもバッチリです。スパゲッティ、ハンバーグ、グラタン、エビフライなど洋食の定番メニューが豊富にあるので、手作りの味を何度も通って楽しんでみることができます。


正直あまりにレトロな外観にお店の中に入っていいのか戸惑ってしまうかもしれません。しかし、そういうお店にこそなつかしい美味しさとそのお店を続ける人の愛が詰まっているものです。鮮笑の帰りに同じ通りのM2でコーヒーブレイクしたり、不二御堂に寄って古本を探すのがオススメです。

レストラン 鮮笑
山梨県富士吉田市下吉田322
0555-22-0649 11:00~22:00 無休(基本無休ですが、店主外出などで休みになることもあるので要電話確認)

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