【連載】アメリカヤの日々 vol.08

オープンまで1ヶ月をきったアメリカヤ。工事も山場を迎えています。
そんなアメリカヤには、各階にそれぞれの入居者がお店や事務所を開きます。商店街の路面に面した1階には、食事をしたりちょっと一息つくことができるカフェが入ることになりました。山梨に帰ってお店を開きたいと考え東京から地元に戻ってきた田中裕二さん、紗千子さんご夫婦がはじめる「食事と喫茶のお店 ボンシイク」さんです。

お二人は甲府出身、高校卒業した後はずっと東京に出ていました。
東京にいるときに出会って身近で暮らしていた人たちは、ご夫婦でお店を持っている方が多かったそう。絵を描いたり、食事を作ったり、モノを作ったりしながら生きている人たちの暮らしを見る中で、いつか自分たちもそんな場を持ちたいという想いを強く持つようになっていったそうです。東京では二人で別々の飲食店で働きながらその夢を実現させるべく、2017年の秋に山梨に住まいを移すことを決めます。

最初は甲府で店舗として使えるところがないか探していたそうです。空き家が多いと聞いていたのでどこか見つかるだろうと思いいろいろな不動産屋さんをあたっていたそうですが、お店として使える場所にはなかなか出会えませんでした。そんなときに、友人の紹介で古い家をリノベーションもしているIROHA CRAFTのことを聞き、すぐに問い合わせてみたところちょうどIROHA CRAFTのほうではアメリカヤの物件を知人から紹介されて借りることができるというタイミングでした。すぐにアメリカヤを見に行こうと誘われ行くことに。韮崎は馴染みのない場所だったそうですが、甲府よりも静かな立地や建物の存在の良さをすぐに感じて、この場所でカフェをやったら面白いだろうなと2人ですぐに意見は一致したそうです。

「いつかお店を始めるときのために、いろいろな食器を買っていたんです。料理を出しながら作家さんの紹介もできるし、なにより器によって食べる時の気分がよくなったり食卓が華やいだりします。そんなこともお店を通して伝えられたらいいですね」と紗千子さんが話してくれました。
食事はカレーやハンバーグ、パスタなどのメニューを考案中とのこと。朝が好きな2人はオープンして落ち着いたらトーストなどのモーニングも出せたらとも考えているそう。山梨はモーニングが食べれるお店が少ないのでそれは嬉しいことです。

特徴的なお店の名前のことを聞くと「後ろから読んでみてください」と言われました。なるほど!! 同じ名前の猫が主人公の絵本からとったそうです。
山梨のことは、いい意味で肩の力が抜けた空気感がとても気に入っているそうで、そんなお二人からもゆるりとした空気感が伝わってきます。その中には熱意と遊びココロ、両方あるように感じました。
アメリカヤが甦る4/8にボンシイクもオープンします。ぜひ気軽に肩の力を抜きにいらしてください。

BEEK

Author BEEK

やまなしの人や暮らしを伝えるフリーマガジンBEEKです。日々の暮らしの中から、やまなしの“いま”を伝えます。

More posts by BEEK