ついに先日(2020年1月初頭)chAhoが正式に一般向けに予約を開始してオープンしました。
アウトドアの要素を取り入れた韮崎の遊び場のベースとなるように、宿内にもいろいろな仕掛けがしてあります。今回はそんな宿の中を公開します。立地はアメリカヤもアメリカヤ横丁も位置する中央商店街。昔ながらの薬局も営業する中、もとお茶屋さんのビルをゲストハウス用にリノベーションして生まれたのがchAho。
vol.01で関わる人たちを紹介していますが、みなさん韮崎のまちに積極的にコミットしてこのまちの良さを発信している人たちばかり。BEEKとしてもアメリカヤや横丁ともリンクするこの場所を引き続きデザイン面でお手伝いてきたことはとても光栄で嬉しいことです。
この商店街に馴染んでいくこともひとつの宿の役目。そんなことを考えながらIROHA CRAFTさんがリノベーションしてくれたのではないでしょうか。
ドアを開けて中に入ると……
そう、アウトドアや登山をモチーフにこの1Fのラウンジは作られていて、韮崎出身のプロトレイルランナー山本健一さんプロデュースのもと作られました。
山本さんセレクトのアイテムが棚には並びます。登山やキャンプ、はたまた日常生活で役立つものばかり。これらの商品は購入もできます。購入はアメリカヤの2Fまで持ってきてもらい精算するチームプレイスタイル。
そして商品が置いてあるほうの反対側の壁面を見てみると……
伊藤さんもふだんから山に親しんでいるので、今回大きな山の絵を描いてもらおうと決まった時にすぐに佳美さんにお願いしようと思いつきました。佳美さんらしい絵力で壁を彩ってくれました。
地蔵岳のオベリスクもバッチリおさえられています。鳳凰三山の登山口は南アルプス市にもありますが、韮崎からもアクセスできるんです。韮崎は北杜市の山へのアクセスにもよい位置で、もともと旅館も多いまちでした。
そんな山やアウトドアの魅力をこの宿からも発信するために、この絵が宿のキービジュアルになっています。
ラウンジの奥には共用キッチンもあります。ここで宿泊者が簡単な調理をすることも可能。アメリカヤ横丁や韮崎の名店に飲みに行くのもよし、自炊しながらのんびりするもよし。
1Fのラウンジの奥に階段があり、そこから上に上がれます。宿泊スペースは2F〜3Fにあるんです。
登山者向けにも一工夫は、大きなザックを持ってきたお客さんでもザックをしまえるボックスを用意しています。汚れているなどでボックスが利用できない場合は、ベッド下にも広くザック置き場を確保。もちろん山登りではない人のためにも荷物がたくさん収納できるのは嬉しいオプションですね。個室は全部で3部屋。和のテイストがあったり、3Fの一番大きな部屋では商店街も韮崎の山も見渡せるロケーションです。
それぞれの部屋の名前は、「薬師岳」「茅ヶ岳」など韮崎の馴染みの山の名前がついています。「甘利山」どうだった? と部屋のことを話してるつもりが山の会話をしているような気分になるかもですね。
3Fの踊り場からは屋上へとつながる階段が。暖かい季節はここに椅子を出してコーヒー飲みながらのんびりするのもいいかもしれませんよ。韮崎のコクテール堂さんや増田珈琲さんの豆を買って、わざわざその場で挽いて飲めたら最高だなーと妄想してしまいました。この日は遠くにはっきり富士山も見えました。
予約はBOOKING.comで始まりました。
https://www.booking.com/hotel/jp/chaho-hostel-nirasaki-47-outdoor-base.ja.html
遊び場にゲストハスのような気軽に泊まれる宿は欠かせません。アメリカヤ横丁で呑んだ帰り、韮崎や山梨観光のベースにもぜひ。
茶舗公式ホームページ
「茶舗」に関わるひとたち
山本健一さん https://www.instagram.com/kenichiyamamoto_mountainrunner/
Bacchus Kofu Guesthouse http://bacchus-kofu.net
IROHA CRAFT http://www.atelier-iroha.com